昭和４０年代初頭モスクワ駐在時代に現地の骨董品店で購入。１９世紀後半から２０世紀前半ごろの真鍮製の木炭炊きの伝統的スタイルの湯沸かしです。１９６０年代にモスクワ南部に位置するトウーラの工場で製造された実用品のサモワールでヴィンテージものです。木炭などの燃料を中央の鉄製の筒の中に挿入しその周囲にあり銅製の水槽の水が温められる仕組み。サモワールの前面にロシア語でトウーラの工場名などが刻印されていますが不鮮明で正確に判読できないのが残念です。尚、現在ロシア民芸品店などで売られている電気式で煌びやかな装飾が施されている土産品サモワールとは違い当方の出品サモワールは１９６０年代にロシア人の家庭で実際に使用されていたもので骨董品としての価値があります。サイズ　：　サモワール　高さ　６１ｃｍ　巾　２４ｃｍ　　　　　　銅製のお盆　口径　３８ｃｍ尚、　昭和５０年帰国時には当時のソ連では無許可での海外持ち出しは厳格に禁止されていたアイテムで出国に際してソ連文化省へ申請を提示し約２ケ月後にやっと持ち出し許可が下りたのを記憶しています。ソ連・ロシア関連アイテムに興味をお持ちの方にご検討頂ければ幸です。又、映画・演劇などの小道具として利用価値があるのではないかと思います。備考　：　写真のカップ＆ソーサーとマトリョーシカは対象外です。尚、写真の真鍮製の専用受け皿も付けてお届けします。