江戸後期◆紀州藩主御召関船 木彫鍍金飛龍飾 倉田績識(近世工芸 彫物 紀州藩 和歌山藩 紀州徳川家 軍船 御座船 御召船 工場 郷土史 水龍 応龍)

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江戸後期◆紀州藩主御召関船 木彫鍍金飛龍飾 倉田績識

商品説明 江戸後期の木彫飛龍飾です。


古代日本神話において水の守り神とされる飛龍(応龍)を彫刻し、全面に鍍金を施しております。

武家諸法度では500石積以上の軍船建造は禁じられておりましたが、西国の大名は参勤交代で海路を利用したため、豪華な大屋形を設けた御召船(御座船)を藩主の代替わりごとに用意しました。

紀州藩では海御座船のほか淀川を渡る川御座船を所有しており、また和歌祭の船舞にも御座船が使用された記録が残っております。

江戸時代の謎多き軍船の絢爛たる全容を偲ばせる、極めて珍しい逸品です。

紀州藩の漢学者で伊勢神宮神職であった倉田績の識箱が付属します。


◆倉田績(いさお)
漢学者。伊勢の人。初名は朔太郎、通称は亀之助、字を以成、号に何庵・柚岡・允斎。佐藤一斎に学ぶ。紀伊藩に仕え、和歌山に住す。伊勢神宮祝官・竈山神社宮掌に任じられた。大正8(1919)年没、93歳。

〔本文〕
この飛龍のほりものは、和歌山
藩主の乗られし関船と
いふゝねの屋根の飾りなり、
御政の新たなり給へるとき、その
ふねも毀ちけるか、この物のゝこり
けるそめてたしき事なりとて、
清水ぬしのめつらしくもひめおかる也
倉田績しるす


・倉田績の識箱が付属します。
・高さ14cm、幅26cm、奥行4cm(最大幅。若干の誤差はご了承下さい)
・経年感、カケがございます。

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